あめは空からくる。
「だけどそれだけでおわりません」
「かわのみず、ながれていったさき、そらにのぼるです。そしてまた、とおくへたびをし、やまにおちて、かわのみずになります」
「そらは、でかいはしなのです」
「みずやくうき、たいようやほしのひかり。そのほか、ふつうの目にみえないもの、たくさんわたっていきます」
ちょうどこの箇所は、治療院とおなじ『そら』ということばがでてきたので、印象に残りました。
まだ読み終えていないのですが、朝方までつい読みふけった本。
いしいしんじ『ポーの話』
いつもなら本を手にすると結果を急ぎ、どんどんと読み進めてしまうのに、久々にゆっくりと終わるのが名残惜しい気持ちでいます。
もし「お、読んでみたい」と思った方、ぜひたっぷり時間を作って、ゆっくりと読んでいただくことをおすすめします。
好みがあるので、絶対とはいえませんが、いろんなことが伝わってくる本でした。
いしいさん作品、初めて読んだので、しばらくは『いしいワールド』にひたっちゃうかもしれません。
いしいさんを紹介してもらって、良かった!
また時間を見つけて堪能しますねぇ。ありがとう。
2008年12月12日
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