疳の虫(かんのむし、カンムシ)とは実際になんらかの虫がいるわけではなく、
5歳くらいまでの子どもが病気でもないのに、むずがったり、夜泣きしたり、食欲が落ちたり、
イライラしたりする状態を指し、関西地方では「疳の虫のはり」として刺さない鍼、
いわゆる小児はりが治療法として、親しまれています。
なんで疳の虫が出るのかというと、
はっきりとした理由は分かっていないのですが、
したいことがあるのに体が動かない、言葉が不十分で伝えられないなどの
不満やもどかしさが一種の興奮状態を引き起こすのではないか、
また新しい刺激をうまく受け止めることができなかったり、
知恵がついて脳神経が疲労するからではないか、とされています。
そんなときに刺さない鍼を使い、ごく軽い刺激をすることで
たかぶっている神経を鎮めることができます。
もし夜泣きなどでお困りでしたら、
お子さんが痛いこと、嫌がることはしませんので、なるべく早めに疳の虫退治してみることをお勧めですよ。
2009年05月15日
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